当社は保育園給食に特化し、平成10年から給食委託サービスをスタートしました。給食サービスに従事するスタッフ全員が保育園給食の現場経験者です。「食べることは冒険だ!」を合言葉に、子どもたちが毎日の食事を通じて小さな発見や成長を感じられるような給食づくりを大切にしています。打合せを重ねながら、限られたご予算の中で“何を最優先すべきか”を一つひとつ確認し、保育園ごとの方針や想いに寄り添った最適な給食サービスをご提案・ご提供いたします。



核家族や共働き家庭の増加により、ひとりで食事をするお子さまが増えています。
家族そろって食卓を囲み、「今日はこんなことがあったよ」「これおいしいね」と会話をしながら食事をする
──そんな当たり前の光景が少なくなってきました。
かつては、大皿料理を分け合いながら、自然と作法や習慣、食べ物への感謝を学んでいました。
しかし、今の子どもたちにはその機会が減っているのが現実です。
そこで私たちは、「毎日が食育」という考えのもと、保育士と連携しながら、
日々の食事の中で日本の食文化や“食を楽しむ心”を育む取り組みを行っています。
卒園までに好きな食べ物を増やし、食を通して人とつながる喜びを感じてもらえるように──。
「何でも食べる」「楽しく食べる」「誰かと一緒に食べる」
その幸せを、日々の給食の中で自然に体験してほしいと考えています。

当社の給食はワンプレートではなく、お茶碗・お椀を中心に一汁三菜を基本とした「わしょく」を提供しています。配膳の準備をしたり、お茶碗を手に持って箸で食べることで、自然と食事の作法や習慣が身につきます。一歳児クラスから始め、早いお子さまでは2歳半頃にはお茶碗を左側に置けるようになります。教材で教え込むのではなく、日々の環境の中に小さな仕掛けを作り、自然に習慣化できるよう工夫しています。
旬の食材を多く取り入れ、食材を活かした調理方法、四季を感じられる色彩等さまざまな工夫をし、見た目、音、におい、触感、味覚の五感で子どもたちの「食べてみたい!」という欲求を引き出します。栄養士も毎日子どもたちと関わりを持ち、子供たちの実際の反応を肌で感じることで、スタッフの励みにもなり新たな改善点へとつないでいます。子供たちも作っている人を身近に感じ、感謝の気持ちを持つきっかけにもなっています。

例えば、離乳食は月齢によって4段階あるのですが、月齢で考えるのではなく、それぞれのお子様の発達に合わせて食事をご提供します。乳幼児が10人いれば10通りの食事を作ることにはなりますが、“お子様の発達に合わせた食事”は当社のこだわりでもありますので個別にご対応しています。また、食材につきましては、国産品の信頼関係のある地元業者の食材を調達しています。長年おつきあいのある顔が見える関係で安全でより良い食材を使用しています。

当社の給食サービスを導入した園では、残食がほとんどなくなったという声を多くいただいています。カレーやハンバーグなどの洋食だけでなく、和食が人気メニューになることもあります。昼食とおやつを合わせて毎日約20品目の食材を使用し、豊かな食体験を通して好きな食べ物を増やす取り組みを行っています。給食を“保育の一環”と捉え、園と連携しながらお子さまが喜ぶ食事づくりを大切にしています。また、各園の環境や衛生状況に合わせた調理対応、アレルギー除去食や三大アレルギーフリーメニューにも柔軟に対応しています。
食育基本法が制定されたのは平成17年のこと。「食育」という言葉が出回り始めて10年以上たちました。現在は、食育という言葉を知らない人はいないといっても過言ではないほど一般的な用語として取り扱われるようになりました。一方で食育の取り組み状況は様々です。食は生きていくうえで必要不可欠な営みですから、様々な場面で食育を取り入れることができます。正解や間違いは存在しません。だからこそ、なぜ食育基本法を作り、食育が必要とされているのかを理解し、私たちで言えば乳幼児期に見合った食育活動を展開したいと考えています。
食育の対象者は国民です。ライフステージに応じて、食育の目的は大きく3つに分類されます。
「食べる楽しさ」を
知る時期
・お茶碗を持って食べるなど、基本的な食習慣を身につける
・「自分で食べる」経験を通して、心と体の基礎を育てる
「食を考える力」を
育てる時期
・食の大切さに気づき、感謝の気持ちを持つ
・栄養バランスを意識し、自分で選ぶ力を育てる
食をつなぐ時期
・健康的な食生活を続ける
・家族や地域へ“食の大切さ”を伝えていく

この中で、特に食育の推進が求められている期間はステージ1~2であり、食生活の土台を作る乳幼児期が特に重要であると私たちは考えます。また、食育は生涯必要なものですから、次のステージにつながるゴールセットを設けた計画が必要になります。私たちは、就学までに“意欲的に食べ、楽しく食卓を囲む子ども”を育てるために、食サービスを提供していきます。
食は生きるための営みですから、食育活動の展開は多岐にわたります。食育と掲げているものの正解や不正解は存在しませんが、私たちが大切しているのは日常の食事をベースとした「毎日食育」です。

調理保育や野菜の栽培、収穫体験、行事食の提供等の経験を通して、「分かった」「できた」「楽しい」を積み上げていく大前提に毎日の食事があると考えています。企画して行われる食育活動の成果を最大限引き出すためにも、毎日の食事の献立にどんな思いが込められているか、それがどのように提供され、どのように食されているかを考えて実行し、楽しく食卓を囲むことが毎日食育のベースです。ごはんの時間が楽しみな食に興味がある子どもたちの育成に毎日取り組みます。
食べることは生きることの源であり、心と体の発達に密接に関係しています。乳幼児期から発達段階に応じて豊かな食の体験を積み重ねていくことにより、生涯にわたって健康で生き生きとした生活を送る基礎となる「食を営む力」を培うことを目的としています。私たちは食事を作って提供するだけではなく、毎日の食事の時間を最大限活用した食育活動を保育園の皆様とともに創るパートナーを目指します。